世界的投資家ジム・ロジャーズは今後1〜2年のうちに、自分が生きてきた中で最悪の経済危機が起きると予想している。
理由は世界中の負債額が史上最悪の数字を記録しているから。これに米中貿易戦争も絡む
国際金融協会(IIF)によると、政府、企業、家計、金融機関を合わせた世界の債務残高は2018 年3月末の時点で247兆ドル(約2京7000兆円)。 10年前の2008年末と比べると、約43%、75兆ドルも増加している。
その一方で世界の国内総生産(GDP)の合計額は37%、24兆ドル増加にとどまっている。
2008年にアメリカでリーマンショックが起きて以来、世界中の国で債務が膨らむようになってしまった。 10年前はほとんど借金がなかった中国でさえも、いまは多大な債務を抱えている。