史上最悪の世界恐慌

世界的投資家ジム・ロジャーズは今後1〜2年のうちに、自分が生きてきた中で最悪の経済危機が起きると予想している。

理由は世界中の負債額が史上最悪の数字を記録しているから。これに米中貿易戦争も絡む

国際金融協会(IIF)によると、政府、企業、家計、金融機関を合わせた世界の債務残高は2018 年3月末の時点で247兆ドル(約2京7000兆円)。 10年前の2008年末と比べると、約43%、75兆ドルも増加している。

その一方で世界の国内総生産(GDP)の合計額は37%、24兆ドル増加にとどまっている。

2008年にアメリカでリーマンショックが起きて以来、世界中の国で債務が膨らむようになってしまった。 10年前はほとんど借金がなかった中国でさえも、いまは多大な債務を抱えている。

自分が変わるための15の成長戦略

1.「計画」を立てる 自分の「最高記録」を更新しているか

2.「意識」を高める 「自分を知る」ことから、すべてが始まる

3.「自尊心」を育てる 「セルフ・イメージ」と「成果」は比例する

4.じっくりと「内省」する 行動派人間ほど「静かな時間」を大切にする

5.何があっても「継続」する 「できない理由」を探すな

6.「環境」を変える 「安全地帯」から一歩踏み出せ

7.用意周到に「戦略」を練る 人生を有利に運ぶ「作戦」を立てる

8.「逆境」に学ぶ 「飛躍」の前には力をためるときがある

9.「人格」を磨く 最後に勝ち残る「本物」の条件

10.「背伸び」をする いい意味の「緊張感」を忘れるな

11.思い切って「手放す」 成功のために何を犠牲にできるか

12.「好奇心」を忘れない 「知的探究心」がブレイクスルーを生む

13.「手本」を見つける 「メンター」がつくと加速成長できる

14.可能性を「拡大」し続ける 成長か、さもなければ衰退か

15.「貢献」する 自分という「小さな箱」から抜け出せ


Born Free ジャン=ジャック・ルソー

ジャン=ジャック・ルソー(1712- 78)はスイスの優れた思想家で作家だった。

ルソーは本当の宗教は儀式からでなく心からくると信じた。 しかし彼の政治思想は大きなトラブルを起こした。

先駆のトマス・ホッブズやジョン・ロックと並びルソーは、近代的な「社会契約(Social Contract)説」の論理を提唱した主要な哲学者の一人である。

まず、1755年に発表した『人間不平等起源論』において、自然状態と、理性による社会化について論じた。ホッブズの自然状態論を批判し、ホッブズの論じているような、人々が互いに道徳的関係を有して闘争状態に陥る自然状態はすでに社会状態であって自然状態ではないとした。

ルソーは、あくまでも「仮定」としつつも、あらゆる道徳的関係(社会性)がなく、理性を持たない野生の人(自然人)が他者を認識することもなく孤立して存在している状態(孤独と自由)を自然状態として論じた。無論、そこには家族などの社会もない。

理性によって人々が道徳的諸関係を結び、理性的で文明的な諸集団に所属することによって、その抑圧による不自由と不平等の広がる社会状態が訪れたとして、社会状態を規定する(「堕落」)。

自然状態の自由と平和を好意的に描き、社会状態を堕落した状態と捉えるが、もはや人間はふたたび文明を捨てて自然に戻ることができないということを認めて思弁を進める。

1762年に発表した『社会契約論』において、社会契約と一般意志なる意志による政治社会の理想を論じた。

社会契約が今後の理想として説かれる点で、ルソーの社会契約説は、イギリスにおいて現状の政治社会がどのような目的の社会契約によって形成されたのかについて研究したホッブズやロックの社会契約説と異なる。

『社会契約論』においてルソーは、「一般意志」は、単純な「特殊意志(個人の意志)」の和(全体意志)ではないが、そのそれぞれの「特殊意志」から、相殺しあう過不足を除けば、「相違の総和」としての「一般意志」が残るのだと説明している。


We Know Nothing. Pyrrho

あなたはあなたが本当だと考えている事に頼るべきではない。間違いかもしれない。

全ての事は疑問になり、疑われてきた。オープンマインドになるのがベストだ。

ピュロン( ギリシャ語Πύρρων Pyrrōn、Pyrrho、紀元前360年頃 – 紀元前270年頃)は古代ギリシャ、エリス出身の哲学者であり、古代の最初の懐疑論者として知られており、アイネシデモスによって紀元前1世紀に創始されたピュロン主義の起源として知られている。

ピュロンの思想は不可知論’Acatalepsy’という一言で言い表すことができる。

不可知論とは、事物の本性を知ることができない、という主張である。

あらゆる言明に対して、同じ理由付けをもってその逆を主張することができる。そのように考えるならば、知性的に一時停止しなければならない、あるいはティモンの言を借りれば、いかなる断定も異なった断定に比べてより良い、ということはない、と言えるだろう。

そしてこの結論は、生全体に対してあてはまる。それゆえピュロンは次のように結論付ける。すなわち、何事も知ることはできない、それゆえ唯一適当である態度は、アタラクシア(苦悩からの解放)である、と。