情報は、「狩り」にいくもの

インターネットやスマホなどが社会の仕組みを大きく変えた。 知らないうちに、世界中のすごい人たちや頭のいい人たちが(しかし、皆、最初は何者でもない無名な人)、新しい技術を開発し、世の中を変えている。

時代に取り残されないためには、どうすればよいのだろうか。また、自分のお金や時間などのリソース(資源)を他者に奪われないためには、どうすればよいのだろうか。

「情報を高速で取捨選択する力」が、今後ますますカギになると考えている。

有益な情報を効率よく大量にインプットして、自分が望むときに、ベストな形でアウトプットする。 そんな姿勢が身についていれば、誰かに騙されたり、いいように使われたり、操られたりせず、どんな未来でも生き抜けるだろう。

「情報とは、自分から積極的に取りにいくもの」、向こうから舞い込んでくるような情報には、むしろ警戒したほうがよい。

幸運にも、現代では、「情報を手に入れる」ためのツールは揃っている。 スマホのニュースアプリを使ってもいい。SNSを駆使して、「興味のある人」「先を行く人」の発信をフォローし続けてもいい。

そして、情報をハントする「狩り」が終わったら、次は自分の頭で考え、自分なりの言葉で世界中に発信し、頭の中を整理するクセをつける。

早い段階からグローバル化に気づき、情報を効率よくインプット&アウトプットするクセがついている人は強い。

見方を変えると、現代では「権威」や「権力」におもねらずとも、先人の素晴らしい知恵や技術にネット経由で触れられるようになった。 自分で「狩猟」できるようになった。それほど素晴らしいことはない。

シャワーのように情報を浴びる

使える情報を手に入れるには、情報の選択眼を養うことが必要 そのためには、「質より量」。 前提として「圧倒的な量の情報」のインプットが大切になってくる。

極論をいうと、取り入れた情報は、すぐに忘れてもかまわない。本当に大事な情報は脳の片隅で待機してくれている。

大量のインプットをし続けると、情報の取捨選択が飛躍的に上手になっていく。同時に、インプットの方法まで最適化されていく。

考える、調べる、試す。 「思考実験」を繰り返す

「情報を浴びる」というインプットだけでは、実は足りない。単なる「情報メタボ」の状態に陥ってしまう。

情報のシャワーを浴びることに加えて、「自分はどうすればよいのか」という「思考実験」を繰り返すべきだ。「考える、調べる、試す」ということをやり続ける。

「自尊心」を育てる

セルフ・イメージは「成果」と一致している

セルフ・イメージを上げる「10の約束事」

①「心のつぶやき」まで前向きに

自覚しているかどうかはわかりませんが、人間は四六時中、心の中で自分と会話しています。

あなたは自分に何を語りかけているでしょうか。自分で自分を励ましているのか、それとも自分をけなしてばかりなのか。前向きな言葉をかけているなら、前向きなセルフ・イメージをつくり上げられるし、後ろ向きな言葉をかけているなら自尊心はボロボロになります。

自分で自分を励まし、応援すること。 いい仕事をしたときは、自分で自分をほめる。

怠け心に打ち勝って、決めたことを実行できたときは、それが自分にとってどんなにプラスになるかを認める。

失敗したときは、自分の欠点をあげつらうのではなく、失敗は成長への第一歩であり、次はもっとうまくやろうと、自分に言い聞かせる。

前向きな考え方は、きっとあなた自身のためになります。

②他人と比べない

自分と他人を比較すると、他の人たちがみんな自分のずっと前を歩いているような気がしてやる気を失うか、そうでなければ、自分のほうが優秀だと思って天狗になります。

自分と他人との比較より、自分の成長に集中すること。自分を比較する相手は自分しかいません。今日の自分が、昨日の自分より進歩していることが大切です。

今日できることに焦点を絞り、改善と成長を目指すこと。それを繰り返していけば、数週間前、数ヶ月前、数年前の自分を思い出して、今の自分と比較し、さらに成長したいという気持ちになるでしょう。

③自分の限界(リミッター)を外す

困ったことに、多くの人が自分を信じることに懐疑的です。自分には大きなことを成し遂げる能力がないと思っています。しかし、私たちが直面する最大の障害は、自分で自分に設けている限界です。

ジャック・キャンフィールドは、「絶対に成功を呼ぶ25の法則」という本の中で、このような自己限定的な考え方を打ち破り、活力をもたらす考え方に変えるための四つの提案をしています。

・「自分を制限する考え方」を明確に する。 ・その考え方がどのように自分を制限しているかを明確にする。 ・自分はどうなりたいか、どのように行動したいか、どのように感じたいかを決める。 ・新たなあり方、行動の仕方、感じ方を確認する「方向転換宣言」を書く。

④「他人の価値」を認める

自尊心の低い人は、自分が取るに足りない人間だと感じやすく、自意識過剰になり、自己防衛本能が強く、自分勝手になりやすいです。

もしあなたがそう感じているなら、他人のために尽くし、その人の価値を高めてあげることで、そうした感情を払拭できます。たとえ小さなことでも、他人の人生にプラスの影響を及ぼせると自尊心は高まります。

⑤困難でも「正しいこと」をする

自尊心を持つには、正しいと思うことをするのが最善の方法です。

人格の形成につながる正しい行動を取るたびに、人は強くなっていきます。そしてより困難な課題に立ち向かい、人格を高めていきます。

前向きな姿勢は人生のあらゆる側面に広がっていき、何をするにせよ、自信に満ちあふれ、積極性が増すので、自分らしく振る舞え、そのことが自信につながっていきます。

⑥毎日一つ、「自分で決めたこと」を実行する

とても自分には達成できそうにない目標があるなら、一気に片づけようと思うのではなく、毎日少しずつ取り組んでいくことです。

自尊心が持てるかどうかは、毎日の前向きな習慣や行動、判断にかかっているのだから、日々の行動によって自尊心を着実に高めていき、同時に大きな問題を解決する道を探ることです。

毎日「こう」と決めたことを実行すると、やる気が起きます。たとえささやかなことであっても、正しい方向に向かって一歩ずつ前進することで気持ちが高揚します。

⑦小さな勝利を祝う

いいことが何もないと、やる気がなくなります。小さなことでも自分をほめたたえると、勇気が湧いてきます。 引き続き頑張ろうという気持ちになります。その効果を見くびらないことです。

⑧「明るい未来」を思い描く

自分の価値観に基づいて、そこからどのような人生が開けるかを思い描くことができたら、前進するために行動しようと思うに違いない。

そして、行動の一つひとつが自信につながり、さらに前進を促す原動力になります。

⑨「前向きな言葉」で自分を規定する

⑩自分の人生に責任を持つ

自分なりの人生計画や目標がないと、誰か別の人の人生に取り込まれてしまいます。

自分の人生は変えることができます。 どんな環境で育ったかとは関係なく、あなたはよりよい人生を実現できます。

ただ自分を信じて、歩み出せばいいだけです。そして一歩前進するたびに、前向きに考え、正しい選択をし、少しだけ規則正しく行動すれば、一歩ずつ目標に近づいていきます。

立ち止まらずに前進し続け、そして信じ続けましょう。

「戦う自分」をつくるために今やるべきこと

①ライフ・スタンスという生き方の軸を選ぶ

「ライフ・スタンス」とは、自分自身、他人、そして世界に対するあなたの姿勢、前提、期待の基準となる枠組みのことです。 たとえばお金に対する姿勢、健康についての前提、子どもの将来に対する期待などがこれに含まれます。

ライフ・スタンスによって、その人のものの見方が決まります。 多くのことにおいて楽観的か、悲観的か。快活か、陰鬱か。騙されやすいか、疑り深いか。社交的か、人見知りか。勇敢か、臆病か。太っ腹か、ケチか。寛大か、利己的か。

常に前向きなライフ・スタンスを持っている人は、それほど苦労せずにつらい経験を成長に結びつけられます。

人生では何が起こるかわかりません。しかし、それをコントロールできるか否かは、あなたの姿勢にかかっています。

②創造力を働かせ、マイナスをプラスに変える

つらい経験をして、苦しんでいるとき、創造力があれば、苦しみをプラスに転ずることができます。その秘訣は、怒りのエネルギーを利用して問題を解決し、そこから学ぶべきことを学ぶことです。

つらい経験をしても、やる気をなくしたり、我が身を呪ったりせずに、創造力を働かせるにはどうしたらいいかを考えたほうがいいです。

③つらい経験に意義を見出す

時間が経てば経つほど、苦しかった経験の中にもプラスの面があったことに気づくようになります。

苦しみの真っ只中にあるときは、なかなか前向きに考えることができません。もしそれができれば、あなたはどんなときでも、経験から学ぶことができます。

④行動を変え、感情を刺激する

「ジョン・コッターの企業変革ノート」の著者、ハーバード大学ビジネススクールのジョン・コッターと、デロイト・コンサルティングのダン・コーエンは、こう説明します。

「行動を変えるには、考え方に影響を与えるような分析を行なうよりも、感情に影響を与える現実を見たほうがいい。思考も感情も不可欠なもので、成功を収めている組織にはどちらもあるのだが、変化の核心は感情の中にこそある

つらい経験が、心の中に強い感情を引き起こすと、人はその感情に立ち向かい、変えようとするか、あるいは逃げようとします。

感情を変化の促進剤として利用し、正しい選択をするにはどう変わればいいかを、とことん考え抜いてから行動を起こすのが大事です。

⑤「自己憐憫」に浸らない

自分を取り巻く状況によって、自分という人間が規定されることはないです。

状況はあくまでも自分の外側にあるもので、自身の価値観や判断基準に悪影響を及ぼすとは限らないです。

同じく、あなたは自分の人生と自分の選択の責任は、自分で取らねばなりません。

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あらゆることを学びの機会に変える方法

好奇心を育てるための10の提案

①自分の「小さな枠」を取り払う

自分で自分に限界を設けてしまう人は多いです。 自信やプライドのなさから自分の周りに壁を築き、枠にはまった考え方しかできないようにしている。 それでは可能性を発揮することはできません。

ただ、その能力が無いわけではなく、考え方の枠を広げ、新境地を開拓することに対して積極的でないだけです。

好奇心旺盛で成長していく人と、そうでない人の唯一最大の違いは、自分に学び、成長し、変わる力があることを信じているか、いないかです。

②「初心」を忘れない

年齢は好奇心がないことの言い訳にはなりません。好奇心が旺盛か否かは、「生きる姿勢」と深い関わりがあります。

その一つが「初心を忘れない」ことです。それは、答えがわかるまで疑問を持ち続け、何度も質問をするということです。

初心を忘れない人は、自分をよく見せたいという欲求より、もっと学びたいという欲求のほうが強く、決められたルールや、いわゆる誰にでも受け入れられやすい考え方の影響を受けにくいです。

③「なぜ」を座右の銘にする

アルベルト・アインシュタインは言う

「質問をやめないことが大切なのではない。 好奇心にはそれなりの存在理由がある。 永遠について、生命について、現実の驚くべき構造について、その不思議さを考えるとき、人は畏敬の念を覚えざるを得ない。 毎日、こうした神秘について、少しずつ理解する努力をするだけでも十分だ。神聖なる好奇心を失ってはならない」

彼の言う「神聖なる好奇心」を持ち続けるには、「なぜ」と問い続けることです。

米国で最も有名なスピーカー、ブライアン・トレーシーは、「的を射た質問は、独創的思考を活性化する。的確な質問は物事の核心に迫り、新たなアイデアや知見を得るきっかけになる」と述べています。

好奇心の強い人は、解決策につながるような質問をして、一歩でも前に進もうとします。

④好奇心を共有する仲間はいるか

好奇心を育て、成長を促進するには、他の人たちと好奇心を共有したほうがいいです。

好奇心旺盛な人たちに囲まれていると、好奇心は感染します。好奇心を高め、維持するためには、これが一番いい方法です。

⑤毎日、新しい発見をしているか

いつも好奇心を持ち続ける最善の方法は、朝起きたときに、今日も新しいことを学び、これまでにない経験をし、会ったことのない人に会うぞと心に誓うことです。

これを実行するために必要なことは、新しいものを受け入れる姿勢を持つこと。目覚めた瞬間から、その日出会う「学びのチャンス」を予想しておくこと。

一日中、目と耳を研ぎ澄ましていること。成功する人は一日を楽しみ、心を研ぎ澄ませています。

成長し続けるためには、集中力を絶やさず、新しい経験を見逃さないように、感性と意識を全開にしておくことが大事です。

また新しい経験も、経験しただけでは意味が少ないです。新しいものを見聞きしたら、それを何かに応用することが大事です。

⑥「失敗」を貴重な経験と考えられるか

成長し、進化している人にとって、失敗は進歩の証です。彼らは、いろいろなことに挑戦すれば、一度も失敗しないで済むことはあり得ないと知っているからです。

失敗は、好奇心の旅の一部です。 だから、失敗は彼らにとって友達で「なぜ、こんなことが起きたのか。ここから何を学ぶべきか。ここから成長するにはどうすればいいか」と考え、それが成長と、未来の成功につながっていきます。

⑦いつでも改善の余地を探す

問題にはいくつもの答えがあるのが普通です。

「頭脳を鍛える練習帳ーもっと柔軟な頭をつくる!」の著者、ロジャー・フォン・イークは言います。

「芸術、料理、医学、農業、工学、マーケティング、政治、教育、デザインの分野における進歩のほとんどは、誰かが既存のルールを曲げて、別のやり方を試したからこそ達成できたものだ」

あまりにも居心地がよく、人生が停滞していると感じたら、疑問を持ち、「もっといいやり方があるのではないか」と考えてみましょう。

⑧「人の目」を気にしない

私たちはもっと子どものように振る舞うべきだと思います。子どものいいところは、とにかく何でも人に聞くことです。 子どもは、人の目なんか気にせず、「ただ、やる」そして、そこから学びます。

⑨決まりきった日常から一歩抜け出す

考えるときに、自分で決めた枠組みから一歩外に出て、どうすれば私にできるだろうかと考え、アイデアを追いかけるのが大事です。

⑩「仕事」と「遊び」の境目をなくす

常に好奇心を持ち、成長を続けるには、人生を楽しむのが大事です。

「人生を楽しみ、よく生きる」とは、危険を顧みず、ときには失敗し、ときには成功するが、絶えず学び続けることです。

人生を楽しんでいると、仕事と遊びの境目がよくわからなくなります。 自分が好きなことをやり、やっていることが好きになります。

そして、あらゆることが学びの機会になります。

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「飛躍」の前には力をためるときがある

つらい経験をしたとき、あなたはどのように反応するでしょうか?

ジョン・マクドネルは、「困難にぶつかったとき、人は自分がどんな人間かがわかる」と語りました。

つらい経験をすると、人は自分のことを前より少しだけ理解できます。 苦しみから一歩も前に進めなくなったり、先延ばしにしていた決断を迫られたり、なかったことにしていた問題と向き合ったり、気の進まないことを実行する必要に迫られます。

つまり、苦痛によって、自分の現状と問題に正面から取り組まねばならなくなります。そして、苦痛をどう処理するかが、あなたの人となりを決めます。

「知的好奇心」がブレイクスルーを生む

「なぜ」の数だけ人生はエキサイティングになる

好奇心が大切なのは、人生は一生勉強であり、成長し、進歩するためには、どうしても学び続けなければならないからです。

好奇心旺盛な人は、知識に飢えています。人生、人間、思想、経験、出来事に関心があり、絶えずもっと学びたいと思っています。そしていつも「なぜ」と、理由を知ろうとします。

好奇心は、平凡なアイデアを膨らませ、可能性を広げてくれます。

「なぜ」と考えることで、想像力に火がつき、新たな発見へとつながっていきます。平凡の壁を乗り越え、非凡な生き方を可能にします。

石橋を叩いて渡るのがいいといいますが、「世界を牛耳っているのは、想像の世界にある橋を、他の誰も渡らないうちに渡った人間だ」と言う人もいます。

ノーベル賞物理学者、アルベルト・アインシュタインの、「すべての重要で、持続性のある変化は、想像の中で生まれ、やがて外に姿を現わす」という言葉も、同じことを言っています。

アインシュタインが数々の発見を成し得たのは、彼の知的探究心によるところが大きいです。彼自身、自分の好奇心旺盛な性格と想像力を最大の長所と考えています。

One of the biggest challenges facing us is the increasing disparity in wealth and income which has become obvious in American society in the last four decades or so, with all its pernicious effects on social health.

Thomas Piketty’s data-backed tour de force, Capital in the Twenty-First Century(2013), gave us two alarming pieces of news about this trend: Inequality is worse than we thought, and it will continue to worsen because of structural reasons in our form of capitalism, unless we do something.

The top 0.1 percent of families in America went from having about 7 percent of national wealth in the late 1970s to having about 25 percent now. Over the same period, the income share of the top 1 percent of families has gone from less than 10 percent to more than 20 percent.

Quite a few people still assume that, even if wealth and income are more concentrated, America is the land of opportunity and those born with very little have a good chance to move up in economic class, but a depressing number of studies show that, according to the standard measure of inter generational mobility, the United States ranks among the least economically mobile of the developed nations.

Piketty shows that an internal feature of capitalism increases inequality: As long as the rate of return on capital (r) is greater than the rate of economic growth (g), wealth will tend to concentrate in a minority, and that the inequality r>g always holds in the long term. And he is not some long-wolf academic with an eccentric theory of inequality. Scores of well-respected economists have given ringing endorsements to his books central thesis, including Nobel laureates in economics such as Robert Solow, Joseph Stiglitz, and Paul Krugman.

Krugman has written about Piketty as follows: Not only does he offer invaluable documentation of what is happening, with unmatched historical depth, but he also offers what amounts to a unified theory of inequality, one that integrates economic growth, the distribution of income between capital and labor, and the distribution of wealth and income among individuals into a single frame.

The only solution to this growing problem, it seems, is the redistribution of the wealth concentrating within a tiny elite using instruments like aggressive progressive taxation (such as exists in some European countries that show a much better distribution of wealth), but the obvious difficulty here is that political policymaking is itself greatly affected by the level of inequality.

This vicious cycle makes things even worse. It is clearly the case now in the United States that not only can the rich hugely influence government policy directly, but also that elite forces shape public opinion and affect election outcomes with large-scale propaganda efforts through media they own or control. This double-pronged attack threatens democracy itself.

The resultant political dysfunction makes it difficult to address our most pressing problems for example, lack of opportunity in education, lack of availability of quality healthcare, man-made climate change and, not least, the indecent injustice of inequality. I’m not sure if there is any way to stop the growth in inequality we have seen in the last four or five decades anytime soon, but I do believe it is one of the important things we have learned more about in the last couple of years.

[全訳]

私たちが直面している最大の課題の一つは、過去40年ほどの間にアメリカ社会で明らかになってきた富と所得の格差の拡大であり、それが社会の健全さに及ぼしてきたあらゆる有害な影響である。トマ・ピケティのデータに裏付けられた力作「21世紀の資本」(2013)は、この趨勢に関する二つの驚くべきニュースを私たちにもたらした。つまり不平等は私たちが考えていたよりもひどいということと、何か手を打たなければ現代の資本主義の形態に本質的に備わっている構造的な理由のために不平等は悪化し続けるだろうということだ。

アメリカの世帯の上位0.1パーセントは1970年代末にはアメリカの富の約7パーセントを所有していたが、今ではおよそ25パーセントを持つに至っている。同じ期間の間に上位1パーセントの世帯の所得の割合は10パーセントに満たなかったものが20パーセントを越えるまでになった。かなり多くの人々がたとえ富と所得がより集中するようになっているとしてもアメリカは機会の国であり、ほとんど何も持たずに生まれてくる人たちにも経済的階級を上昇する機会が十分にあるといまだに考えているが憂鬱になるほど多くの研究が示しているのは世代間移動の標準的な尺度に従うと合衆国は先進国の中で最も経済的流動性が低い国の一つに位置づけられているということである。

ピケティは資本主義に内在する特徴が不平等を増すー資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回っている限り富は少数者に集中する傾向を示すだろうーということ、そして長期的に見ればr > gという不平等は常に続くということを示している。しかも彼は常軌を逸した不平等説を唱える一匹狼の学者か何かではない。多くの名高い経済学者が彼の本の中心的な主張を強く支持してきた。そこにはロバート・ソロー、ジョセフ・スティグリッツ、ポール・クルーグマンのようなノーベル経済学賞の受賞者が含まれる。クルーグマンはピケティについて次のように記している。

彼は現在起こっていることの計り知れないほど貴重な証拠資料を比類なき歴史的深さで提供しているだけでなく、不平等の統一理論に等しいものを提供しているのだ。それは経済成長、資本家と労働者の間の所得の分配、個人の間の富と所得の分配を単一の枠組みに統合する理論である。

この拡大しつつある問題に対する唯一の解決策は積極的な累進課税のような方法(はるかにうまく富を分配していることを示す一部のヨーロッパの国々に存在するようなもの)を用いて少数のエリートに集中している富を再分配することであるように思われる。しかしここで明らかに困難なことは政策決定それ自体が不平等の度合いに大きく影響されるということだ。この悪循環は事態をさらに悪化させる。

合衆国では今や富裕層が政府の政策に直接大きな影響を及ぼすことができるということだけでなくエリート層が自分たちが所得または支配しているメディアを通じて行う大規模な宣伝工作によって世論を形成し選挙結果に影響を及ぼしているということもまた明らかに事実である。この二方向からの攻撃は民主主義そのものを脅かしている。

その結果として生じる政治の機能不全によって私たちの最も差し迫った問題に取り組むことが困難になっている。例えば教育機会の欠如、質の良い医療を受けられないこと、人間が生み出した気候変動、そしてとりわけ不平等の目に余る不公正である。過去40年から50年の間に私たちが目にしてきた不平等の増大を近い将来に止める方法があるのかどうかはわからない。しかしそれはこの数年の間に私たちが知識を深めてきた重要なことの一つであると私は強く信じている。

自分の基準を上げる

成功するためにできることはたくさんありますが、それはたった一つの簡単な決定から始まります。

それは、「自分にできる最高のことをする」と決意することです。中途半端な努力は問題外です。

自分に課している基準を上げましょう。実に単純なことのように思えるかもしれませんが、あなたが自分に課している基準は、あなたが結果を出すためにどれだけのことをするかということと、深いかかわりがあるのです。

ところで、「基準」とは何でしょうか。それは、自分がベストを尽くしたと感じることのできる業績の測定値のことです。 あなたは業績がその基準に達すれば満足します。言い換えれば、あなたが自分の基準を超える業績を上げることはめったにないということです。

自分の基準を下げてしまうと、その瞬間に潜在能力を限定してしまいます。その結果、自分の能力を存分に発揮して世の中の人々と共有できなくなるのです。だからこそ、私たちは自分に最高のものを要求する必要があるのです。

あなたが自分に課した基準は、あなたが結果を出すためにどこまで挑戦するかということと密接な関係があります。

妥協してはいけません。もっと多くのものを自分に要求しましょう。それを実行するのは難しいですが、あなたの人生の質を決定する鍵は、あなたの手の中にあります。

自分の基準を上げると人生で多くのものを手に入れて、その他大勢から抜け出すことができます。

成功者は常にそうしています。その結果、当初できると思っていた以上のことをし、より多くのことを成し遂げ、高い地位につき、自信と自尊心を高めることができるのです。

ゴールへのプロセスに臨場感をもっていく

現在の自分よりも高いところに設定された自己イメージを、強い臨場感をもって思い描くことができたなら、創造的無意識はそこへ向かって働きます。 その力を活用すれば、まさに「創造的に」望ましい未来が現実のものとなります。

問題は、創造的無意識が勝手に働いてしまうくらいのリアリティがある自己イメージを作れるかどうかです。要するに、「そうなりたい自分」にどれだけ臨場感を抱けるか、ということです。

常に高い自己評価をもち、それに強い臨場感を維持できる人だけが、高いレベルでのゴールを達成することができます。

超一流脳を持つ人は、お金のためには働かない

あなたは、何のために仕事をしていますか?

もし、あなたの答えが「お金」でしたら、今すぐにその仕事観を捨て去ってしまいましょう。 なぜなら、お金を稼ぐために嫌々ながら仕事をしても、脳が本来持っているポテンシャルを発揮することはできないからです。

仕事こそ、好きなことや、本心からやりたいと思えることを基準に選ぶべきなのです。

しかし、一方で、やりたいことを仕事にできるのは運や才能に恵まれた一握りの人たちだけだと思っている人もいるでしょう。

あなたもそのうちの一人かもしれませんが、あなたがそう思い込んでしまっている理由は何だと思いますか? 親や教師たちから、「夢を追いかけていては生活なんてできないぞ」と幼い頃から言われてきたからではないでしょうか。もしくは、職場の同僚や上司から、現在進行形で自分の夢を潰されているのかもしれません。

ところが、これらは、私たちが日常的に受けている洗脳だということに気づかなくてはなりません。 世界経済の支配者たちが、自分たちの既得権益を守るために一般市民にこうした価値観を押しつけているのです。

彼らは、自分たちの作った土俵の上で、一般市民をたえず競争させることで、お金の奴隷にしようとしています。 あなたの夢を潰しにかかってくる親や教師たちは、支配階級が仕掛けたこの洗脳に見事にかかってしまっているのです。

まずは、この洗脳から目覚めることが大切です。やりたいことよりも目先のお金を優先して働くべきという価値観は、物心ついたときにはすでに頭にこびりついてしまっているものですが、「何ら根拠のない考え」であることを知る必要があります。

それでは、超一流脳を持っている優秀な人々は、何を求めて働いているのでしょうか。彼らの職業選択の基準は非常にシンプルです。 それは、「毎日を楽しく生きられるかどうか」という一点に集約されます。

週末の2日間だけを楽しみにして、平日を嫌々ながら働いて過ごしているサラリーマンたちの中で、1週間ぶっ通しでハッピーに過ごすためにはどんな仕事に就くべきかと考え続けているのが、「超一流脳」の持ち主なのです。 だから、あなたは、まずこの問いかけを自分にもしなければならないのです。

この世の中で本当に大切なことは、あなたがいくら稼いだかではなく、あなたがどんな人生を送り、どんなゴールを設定しているのかということです。

お金は後から必然的についてくるのです。富裕層にいる人々の共通点は、好きなことをやって「超一流脳」を発揮し、自分ならではの価値を生み出しているところです。

お金は目的ではなくて、手段に過ぎないということを知らなければなりません。

富裕層にいる人々の大半は、お金を目的にせず、やりたいことを選んだ結果として今の地位と資産を築いているのです。

365日、毎日を楽しく生きられるような仕事選びをする。 このことが、あなたの人生に真の豊かさをもたらしてくれます。

超一流脳を持つ人々は、お金を稼ぐことを目的化せず、やりたいことや楽しいことを追求することに意識を集中させ、その結果として人生を本当の意味で「リッチ(豊か)」なものにしているのです。