投稿者: KM199

1.「計画」を立てる 自分の「最高記録」を更新しているか

2.「意識」を高める 「自分を知る」ことから、すべてが始まる

3.「自尊心」を育てる 「セルフ・イメージ」と「成果」は比例する

4.じっくりと「内省」する 行動派人間ほど「静かな時間」を大切にする

5.何があっても「継続」する 「できない理由」を探すな

6.「環境」を変える 「安全地帯」から一歩踏み出せ

7.用意周到に「戦略」を練る 人生を有利に運ぶ「作戦」を立てる

8.「逆境」に学ぶ 「飛躍」の前には力をためるときがある

9.「人格」を磨く 最後に勝ち残る「本物」の条件

10.「背伸び」をする いい意味の「緊張感」を忘れるな

11.思い切って「手放す」 成功のために何を犠牲にできるか

12.「好奇心」を忘れない 「知的探究心」がブレイクスルーを生む

13.「手本」を見つける 「メンター」がつくと加速成長できる

14.可能性を「拡大」し続ける 成長か、さもなければ衰退か

15.「貢献」する 自分という「小さな箱」から抜け出せ

忍耐、親切、愛、善意、喜び、幸福、知恵、理解などはけっして老いることはない属性です。これらをかんようして表現し、心身ともに老けることのないようにしましょう。

時の影響をノイローゼ的に恐れると、年でもないのに老ける原因になると言う医学者がいます。

老齢とは年月が流れ去ったことではなく、人の心の中の知恵の夜明けです。

あなたの人生で最も生産的な歳は六十五歳から九十五歳までということもあり得ます。

年を取ることを歓迎しなさい。それは終わりのない人生の道をいっそう高くのぼってゆくことを意味するからです。

神は大生命で、それが今あなたの生命になっています。生命は自己革新力があり、永遠にして破壊されることがなく、すべての人の現実です。あなたは永遠に生きます。なぜなら、あなたの生命は神の生命だからです。

自分の心は見えませんが、自分が心をもっていることはわかります。精神は見ることができませんが、あなたは競技者精神、芸術家の精神、音楽家の精神、講演者の精神などが現実にあることを知っています。 同様に、あなたの心の中に動いている真善美の精神も現実にあるのです。あなたは生命を見ることはできませんが、自分が生きていることを知っています。

老齢とは最高の立場から神の真理を瞑想することであると言えましょう。老齢者の喜びは青年の喜びより大きいものです。 あなたの心は精神的競技に参加するのです。自然は、あなたが神に関係することを黙想する機会を与えようと、あなたの肉体を衰弱させるのです。

私たちが人の年を数えるのは、その人に他に数えるものがなくなったときです。あなたの信念や確信は老朽化するものではありません。

あなたの歳は、あなたが自分を何歳と考えているかによって決まります。あなたの強さは、あなたが自分をどのくらい強いと考えるかによって決まります。あなたの有用さは、あなたが自分をどのくらい有用と考えるかによって決まります。あなたの若さは、あなたの思考によって決まります。

あなたの白髪は財産です。あなたは白髪を売っているのではありません。長い年月をかけて収穫した才能や能力や知恵を売っているのです。

食餌療法や運動によって老けないでいることはできません。人の考えるところのもの、それがとりもなおさずその人です。

老齢を恐れると、肉体的、精神的な老化を招くことになります。「私の大いに恐れたことが私に降りかかってきた」ということになります。

夢見ることをやめ、人生に興味を失ったときに年を取るのです。あなたが怒りっぽく、気まぐれで、気難しく、意地悪ならば年を取ります。 あなたの心を神の真理で満たし、神の愛の光を放射しなさいーこれが青春です。

前向きになりなさい。いつもあなたは無限の生命を見ることができます。

退職は新しい冒険の始まりです。新しい学問や新しい興味を見つけなさい。あなたは今、生計を立てるのに忙しかったときには、いつもやりたいと思いながらもできなかったことをやれるのです。人生を生きることに注意を払いなさい。

社会を作る人になって、社会の囚人となってはいけません。謙遜してあなたの光を隠してはいけません。

青春の秘訣は愛であり喜びであり、内なる平和であり、笑いです。 「彼の中に喜びの充満があり、彼の中には闇は全くない」という言葉のとおりです。

あなたは必要とされています。偉大な哲学者、芸術家、科学者、著作家の中には、八十歳をすぎてから、自分の最高の仕事をした人がいます。

老齢が実らせる果実は愛、喜び、平和、忍耐、やさしさ、善良さ、信仰、柔和さ、節制などです。

あなたは終末を知らない無限の大生命の子です。あなたは永遠なるものの子です。あなたはすばらしい。

あなたがするのを恐れていることをやりなさい。そうすれば、恐怖は間違いなく死にます。「私はこの恐怖を克服しようとしているのだ」と自分に言い聞かせ、しかも本当にそう思いなさい。そうすれば克服できるでしょう。

恐怖はあなたの心の中の否定的な考えです。恐怖の代わりに建設的な考えを入れなさい。 恐怖で殺された人は何百人もいます。信念は恐怖よりも偉大です。神と善に対する信仰ほど強力なものはありません。

恐怖は人の最大の敵です。失敗や病気や悪い人間関係の背後には恐怖がひそんでいます。 愛は恐怖を一掃します。愛とは人生の良きものに対する情緒的愛着です。正直や潔白や正義や善意や成功にほれ込みなさい。最善のものを喜んで期待して生活すれば、必ず最善のものがあなたのもとにやってきます。

たとえば「私は美しく歌います。私は落ち着いて、静かで安らかです」というような恐怖と反対の暗示によって、恐怖の暗示を消してしまいなさい。それは信じられないほどの配当をもたらします。

口頭であれ筆記であれ、試験のときの記憶喪失の陰には恐怖があります。これを克服するには、「知っている必要のあることについては私は完全な記憶をもっている」という言葉をしばしば肯定するか、あるいは、試験にすばらしい成績でパスし、友達が「おめでとう」と言ってくれているところを想像しなさい。やり抜けば、必ず勝利を手にできます。

水が怖かったら泳ぎなさい。あなたの想像の中で自由に楽しく泳ぎなさい。心の中で自分を水の中に投げ込みなさい。頭の中でそうしているように、あなたは実際に水に入っていって、水を征服することを余儀なくされるでしょう。これがあなたの心の法則です。

エレベーターとか講堂とか、狭いところが怖かったら、心の中でエレベーターに乗って、その各部分や機能をたたえなさい。びっくりするほど速やかに恐怖は消散します。

あなたが生まれつきもっている恐怖は二つだけ。落下の恐怖と音響の恐怖だけです。他の恐怖はすべて後天的に獲得したものです。それらを一掃しなさい。

正常な恐れは良いものです。異常な恐れは非常に悪く、破壊的です。いつも恐れの念にひたっていると、結果として異常な恐怖や強迫観念やコンプレックスが生じます。あるものをたえず恐れていると、恐慌感や恐怖感が生じてきます。

あなたの潜在意識の力は状況を変え、心から願っていることを実現させることができるのだということを知ることによって、あなたは異常な恐怖を征服することができます。 あなたの恐怖とちょうど反対のものであるあなたの願望のほうに直ちに注意を向け、集中してください。これこそ恐怖を投げ出す愛です。

失敗が心配なら、成功に注意を向けなさい。病気が怖いなら、完全なる健康について考えなさい。事故が怖いなら、神の案内と保護について考えなさい。神は大生命で、それは今、あなたの生命です。

置換という大法則が恐怖への解答です。あなたが恐れることは何でも、あなたの願うものという形で解決することができます。病気だったら健康を願うのです。恐怖という牢獄にいるならば自由を願うのです。 良きものを期待しなさい。心の中で良きことに集中しなさい。そして自分の潜在意識は必ず応えてくれるということを確信しなさい。潜在意識がやりそこねることはありません。

あなたの恐れることは心の中の考えにすぎず、実際には存在しません。考えには創造力があります。「私の恐れたことが私の身に降りかかった」とヨブが言ったのはそういう意味なのです。良いことを考えると、良いことが起こります。

あなたの恐れることを注視しなさい。それをかざして理性の光にあてなさい。自分の恐れていることを嘲笑するようになりなさい。これが最善の薬です。

あなた自身の心以外、あなたの心を乱すことのできるものはありません。他人の暗示も言葉も脅威も、何の力もありません。 心を乱す力は、あなたの内にあります。 ですから、あなたの考えを良いことに集中すると、神の力は、良いことを考えているあなたの心とともにあります。 創造力はただ一つしかありません。それは調和として動きます。 その中には争いによる分裂がありません。 その源は愛です。神の力は、良いことを考えているあなたの心とともにある、というのはこういう意味です。

アリストテレスは、古代ギリシアの哲学者である。 プラトンの弟子であり、ソクラテス、プラトンとともに、しばしば「西洋」最大の哲学者の一人とされ、その多岐にわたる自然研究の業績から「万学の祖」とも呼ばれる。特に動物に関する体系的な研究は古代世界では東西に類を見ない。

アリストテレスにとって短期間の喜びは幸せではなかった。 彼は子供達は幸せになれないと考えた。

彼は本当の幸せを得るには長い人生を必要とすると考えた。

人間が他の動物と違うのは何をするべきか考えることができる事だ。

私達の人生を喜びに満ちたものにするには、良い人になり正しい事をするべきだと彼は考えた。

彼は人間は政治的動物だと主張した。私達は他の人々と共生する必要があり、それには悪い本能を裁くシステムも必要だ。

私達が共存し幸せになるには、秩序だった政治国家が必要だ。

解決は問題の中にあります。どんな問題にも答えがあります。あなたが信念と自信をもって呼びかければ、無限の知性は応えてくれます。

習慣はあなたの潜在意識の機能です。あなたの生活の中で習慣がふるっている暴力と支配力ほど、あなたの潜在意識の驚くべき力をはっきり示しているものはありません。 あなたは習慣の被造物です。

あなたが自分の潜在意識の中に習慣の型を形成する場合、それは、一つの考えや行為を何度も何度も、潜在意識の中に路線として確立し、自動的になるまで繰り返すことによってなされます。たとえば水泳、ダンス、歩行、自動車の運転などがそれです。

あなたには選択する自由があります。良い習慣でも悪い習慣でも、選ぶのはあなたです。 祈りは良い習慣です。

自分の意識する心の中に見る心の絵は、それがどんなものであれ、信念の裏付けがあれば、あなたの潜在意識によって実現されます。

あなたの成功や事業達成の唯一の障害物は、あなた自身の考えていることや想像していることです。

注意がそれたら、それを引き戻して自分のためになることや自分の目標について瞑想するようにしなさい。これを習慣としなさい。これが心の訓練というものです。

あなたの意識する心はカメラであり、潜在意識は像を写し取る感光板です。

人についてまわる唯一のジンクスとは、心の中で何度も繰り返された危惧の念のことです。自分の始めたことは何でも神の秩序に従って完結されるのだということを確信することによって、このジンクスを打破しなさい。幸福な結末を心に描いて、自信をもってそれを保持しなさい。

新しい習慣を形成するには、それが望ましいものであるという確信をもたなければなりません。悪い習慣を捨てたいという願望のほうが、持続したいという願望より強ければ、あなたはすでに五一パーセント癒されているのです。

他人の言うことは、あなた自身の考えや精神的参加を通さない限り、あなたを傷つけることはできません。平和とか調和とか喜びなど、あなたの目的と一体になりなさい。あなたは自分の宇宙におけるただ一人の思考者です。

潜在意識の法則は、あなたを拘束し、活動の自由を制約もすれば、あなたに自由と幸福を与えてもくれます。それはあなたの用い方次第です。

危惧の念があなたの心の扉を叩くときには、神とすべての良きものに対する信仰にその扉を開かせなさい。

神すなわち大生命は、個人をわけへだてません。大生命はえこひいきしません。

大生命すなわち神は、あなたが自分自身を調和と健康と喜びと平和の原則に一致させるとき、あなたを助けてくれるように見えます。

神すなわち大生命は、病気や事故や苦難を送ることはしません。私たちはこのようなことを、自分自身の否定的な考えや破壊的な考えによって招来しているのであって、これは「まかない種子は生えない」という原則に基づいています。

あなたの神についての考え方が、あなたの人生において最も重要なものです。もし本当に愛の神を信ずるならば、潜在意識はそれに応えて無数の恵みをもたらしてくれるでしょう。愛の神を信じなさい。

神すなわち大生命は、あなたに対して遺恨を含むということはありません。大生命はあなたを非難したりはけっしてしません。 大生命はあなたの手のひどい切り傷を治してくれます。 指に火傷をしても大生命はあなたを許し、水ぶくれを小さくし、その部分を修復して健康に完全にします。

あなたの罪悪感は、神や大生命についての誤った考えからきています。 神すなわち大生命はあなたを罰することも裁くこともしません。あなたは、間違った信仰、否定的な考え、自己断罪などによって、自分で自分を罰したり裁いたりしているのです。

神すなわち大生命は、あなたを断罪したり罰したりしません。自然の力は悪ではありません。 それを使った場合、どんな影響を受けるかは、あなたの内なる力の使い方によって決まります。 電気は人を殺すのにも、家に明りをともすのにも使えます。水は子供を溺れさせるためにも、のどの渇きを癒すためにも使えます。 善か悪かは、その人の心の中の考えや目的によって決まるのです。

神すなわち大生命は、けっして罰したりはしません。人は神、大生命、宇宙について間違った考えをもつことによって、自分で自分を罰するのです。人の考えには創造する力があります。そして、人は自分自身の非運を作り出すのです。

他人があなたを批判し、その批判の内容が当たっているならば、喜んでその人に感謝し、その言葉を多としなさい。欠点を正す機会をあなたに与えてくれたのですから。

自分の考えや反応や感情の主人は自分であると知っていれば、批判されて心が傷つくことはありません。

これはあなたに他人のために祈り、祝福する機会を与えてくれますが、それはとりもなおさず、あなた自身を祝福していることになるのです。

導きと適切な行為を祈ったら、起こったことをすべて受け入れなさい。 それは、良いこと、実に良いことだと悟りなさい。そうすれば、自己燐憫や非難や憎悪を引き起こす原因はなくなります。

良いものとか悪いものとかはなく、考え方次第で良くもなれば悪くもなるのです。 性も食欲も富も、また自己発揮にも悪いことは何もありません。悪いかどうかは、こういう衝動や欲求や野心をあなたがどう使うかによるのです。パン一個のために人殺しをしなくても、あなたの食欲を満たすことはできるのです。

憎悪や悪意や敵意などは多くの病気の原因となります。あなたを傷つけたことのある人みんなに愛と生命と喜びと善意を注ぐことによって、あなた自身や他の人みんなを許しなさい。 あなたを傷つけた人のことを思い出しても心の平和を乱されなくなるまで続けなさい。

許すということは、何かの代わりに何かを与える、すなわち棄旧求新ということです。 自分の心の中に痛みを感じなくなるまで、 相手の人に愛と平和と喜びと知恵と人生のあらゆる祝福を与えなさい。これこそ本当に許すことの酸性テストです。

かつてあなたの心を傷つけたり、あなたについて嘘を言ったり中傷したり、ありとあらゆる悪口を言ったりした人のことを考えると、否定的な気持ちになりますか。 その人が頭に浮かぶとはらわたが煮えくりかえるような気がしますか。 もしそうなら、憎悪の根はまだそこにあって、あなたとあなたの善を破壊しています。 それを解決する唯一の方法は、あなたがその人のことを思い出しても、心から平和と善意の祈りを込めて反応できるようになるまで、その人に対して愛情を込めて人生のあらゆる恵みを祈ることによって、憎悪を根絶やしにすることです。これが「七十回の七倍も人を許す」ということなのです。

ジャン＝ジャック・ルソー(1712- 78)はスイスの優れた思想家で作家だった。

ルソーは本当の宗教は儀式からでなく心からくると信じた。 しかし彼の政治思想は大きなトラブルを起こした。

先駆のトマス・ホッブズやジョン・ロックと並びルソーは、近代的な「社会契約（Social Contract）説」の論理を提唱した主要な哲学者の一人である。

まず、1755年に発表した『人間不平等起源論』において、自然状態と、理性による社会化について論じた。ホッブズの自然状態論を批判し、ホッブズの論じているような、人々が互いに道徳的関係を有して闘争状態に陥る自然状態はすでに社会状態であって自然状態ではないとした。

ルソーは、あくまでも「仮定」としつつも、あらゆる道徳的関係（社会性）がなく、理性を持たない野生の人（自然人）が他者を認識することもなく孤立して存在している状態（孤独と自由）を自然状態として論じた。無論、そこには家族などの社会もない。

理性によって人々が道徳的諸関係を結び、理性的で文明的な諸集団に所属することによって、その抑圧による不自由と不平等の広がる社会状態が訪れたとして、社会状態を規定する（「堕落」）。

自然状態の自由と平和を好意的に描き、社会状態を堕落した状態と捉えるが、もはや人間はふたたび文明を捨てて自然に戻ることができないということを認めて思弁を進める。

1762年に発表した『社会契約論』において、社会契約と一般意志なる意志による政治社会の理想を論じた。

社会契約が今後の理想として説かれる点で、ルソーの社会契約説は、イギリスにおいて現状の政治社会がどのような目的の社会契約によって形成されたのかについて研究したホッブズやロックの社会契約説と異なる。

『社会契約論』においてルソーは、「一般意志」は、単純な「特殊意志（個人の意志）」の和（全体意志）ではないが、そのそれぞれの「特殊意志」から、相殺しあう過不足を除けば、「相違の総和」としての「一般意志」が残るのだと説明している。

あなたの潜在意識は録音機のようなもので、あなたが習慣的に考えていることを再現します。

他人のことを好意的に考えなさい。 そうすれば実際には自分のことを好意的に考えていることになります。

他の人を悪く思ってはいけません。

なぜなら、それは自分のことを悪く思うことでもあるからです。

あなたは自分の宇宙の中で思考している唯一の人間です。そして、あなたの考えることには創造力があります。

あなたの心は創造力をそなえた媒体です。

ですから、あなたが他人について考えたり感じたりすることを、あなたは自分の体験という形で実現させているのです。

これが黄金律の心理学的意味です。他人が自分のことをこう考えてくれたらよいなあと思うように、他人のことも考えなさい。

あなたの潜在意識はあなたの内なる動機や考えや感じを記録します。

他人を欺き、奪い、騙すことは、欠乏、損失、不自由、紛争をもたらします。実際、あなたが他人にすることは、あなた自身にしていることになるのです。

あなたの行う善行、あなたの提供する親切、あなたの送り出す愛と善意は、いろいろな面で何倍にもなって返ってきます。

あなたは自分の世界の中で思考している唯一の人間です。

あなたは他人についてどう考えるかに対して責任があります。

あなたが他人についてどう考えるかについて、他人のほうには責任がないのだということを忘れないでください。

あなたの考えは再現されます。　あなたは今、他の人についてどう考えていますか。

情緒的に成熟し、他の人の意見が自分と違っても、それを認めてあげなさい。

他の人には、あなたと違う意見をもつ完全な権利があります。

またあなたのほうにも、他人と意見を異にする自由があります。

あなたは不愉快になることなく、異論を唱えることができます。

動物はあなたの恐怖の波動を感じてあなたに噛みつきます。

あなたが動物を愛するならば、彼らは決して攻撃を加えてきません。多くの訓練不足の人たちは、犬や猫などの動物と同様に敏感です。

あなたの心の中の言葉は、あなたが声に出さない考えや感じを示し、あなたに対する他の人の反応という形で体験されます。

自分自身のために願うことを他人のためにも願いなさい。これこそ調和的な人間関係にいたる秘訣です。

あなたの雇い主に対するあなたの考え方や評価を変えなさい。

雇い主は黄金律と愛の法則を実行しているのだと感じ、また、信じなさい。そうすれば。雇い主のほうもそれに応じた反応を示すでしょう。

あなたがそうさせない限り、他人があなたを苦しめたり、イライラさせたりすることはできません。

あなたの考えには創造力があります。あなたは他人に祝福を与えることができます。

誰かに鼻持ちならないやつと言われたとしても、あなたのほうには、神の平和、汝の魂を満たすと言ってやる自由があるのです。

愛は他人と一緒にやってゆく鍵です。愛とは理解であり、善意であり、他人の神経に対する尊敬の念です。

あなたはまさか身体障害者を憎んだりしないでしょう。否定的な条件づけを受けている精神的な弱者に対して同情と理解をもちましょう。

すべてを理解することはすべてを許すことです。

他人の成功や昇進や幸福を喜びましょう。そうすると、幸福を自分自身に引きつけることになります。

感情的な議論や他人のかんしゃくに振り回されてはいけません。

相手をなだめてもむだです。あくまでも正しいことから離れてはなりません。

自分の理想を手離さず、自分に平和や幸福や喜びを与えてくれる考え方は正しく善であり、真理なのだと確信しなさい。あなたを祝福してくれるものは、万人を祝福します。

あなたが世の中の人みんなに支払わなければならないのは愛です。

そして愛とは、あなたが自分自身のために祈ること、つまり健康や幸福や、その他人生のあらゆる祝福をみんなのために祈ることです。

ウィリアム・ジェームズは、十九世紀最大の発見は信念の感銘を受けた潜在意識の力と言っています。

あなたの中には恐るべき力がひそんでいます。この力を完全に信頼したとき、幸福があなたに訪れます。そうすればあなたの夢も実現されます。

潜在意識の素晴らしい力によって、あなたはいかなる敗北をも克服し、あなたの念願を実現できます。これこそが、「主を信ずる者は誰にてもあれ、幸いなるかな」という言葉の意味です。

あなたは幸福を選ばなければなりません。幸福は習慣です。「徳というものがあるとす れば、また褒むべきことがあるとするならば、何にてもあれ、真なるもの、正直なるもの、正しきもの、純粋なるもの、愛すべきもの、良き名のあるもの、これにつきて考えるべし」。この聖パウロの言葉をしばしば考えるのは、良い習慣です。

朝、目を開いたならば、自分に対してこう言いなさい。「私は今日幸福を選ぶ。私は今日成功を選ぶ。私は今日適切な行為を選ぶ。私は今日みんなに対して愛と善意を選ぶ。私は今日平和を選ぶ」 この肯定の言葉に、生命と愛と興味を注ぎ込みなさい。そうすれば、あなたは幸福を選んだことになるのです。

一日数回、自分の受けているすべての恵みに対して感謝しなさい。さらに家族全員や、仲間や、世界中のみんなのために平和と幸福と繁栄を祈りなさい。

あなたは真剣に、幸福になるよう願わなければなりません。願望なくしては何事も成し遂げられません。願望とは想像と信仰という二つの翼をもった願いのことです。あなたの願望が達成されたところを想像し、それが現実になっているところを感じなさい。そうすれば、それは実現します。幸福はかなえられた祈りという形で現れます。

たえず恐怖や心配や怒りや増悪や失敗のことを考えていると、あなたは非常に意気消沈して不幸になります。あなたの人生とは、あなたがそれをどう考えるかということであるということを忘れないでください。

世界中の金を手にしても幸福を買うことはできません。億万長者の中にも幸福な人もいれば不幸な人もいます。貧乏人でも非常に幸福な人もいるし、非常に不幸な人もいます。 結婚して幸福な人もいるし非常に不幸な人もいます。幸福の王国はあなたの考えと感じの中にあります。

幸福とは静かな心の収穫です。あなたの考えを平和や落ち着きや安全や、神の導きに結びつけなさい。そうすれば、あなたの心は幸福を生み出すようになります。

あなたの幸福にいたる道に障害物はありません。外的なものは原因とはなりません。それは結果であって、原因ではないのです。あなたの内なる唯一の創造的原理に指示を仰ぎなさい。あなたの考えは原因です。そして、新しい原因は新しい結果を生むのです。 幸福を選びなさい。

最も幸福な人間とは、自分の中にある最高のもの、最善のものを発揮する人です。神は人の内部にある最高のものであり最善のものです。なぜなら、神の国は人の内部にあるからです。　

1980年代、KEというイニシャルの一家が、研究者たちの注目を集めた。3世代にわたる多くの家族に会話・言語障害があり、ただ1つの機能不全遺伝子をはっきり示す形で症状を受け継いでいた。

最終的に、オックスフォード大学の科学者たちが原因となる遺伝子を突き止めた。それはフォースヘッドボックスタンパク質P2または通称FOXP2という。

FOXP2の遺伝子は、発育する胎児、のちには小児期、そして成人期に脳、心臓、胃、肺の遺伝子をスイッチオンにする転写因子をコードする。この遺伝子は、脳内で言語に関わる領域の配線に関与しているらしく、おそらくは複雑な思考や会話に必要な協調運動の習得の助けになっているのだ。

興味深いことに、この遺伝子は他の多くの動物にも見つかり、マウス、コウモリ、鳥などの声音にとって重要と考えられている。

チンパンジーのFOXPタンパク質はヒトのものと2個のアミノ酸が異なるだけだが、この小さな違いだけでも、ヒトが話せてチンパンジーが話せない理由の一部が説明できるかもしれない。

研究者が実験室で培養中のヒト脳の細胞に、その遺伝子のヒトとチンパンジーどちらかのアレルを挿入したところ、遺伝子の異なるパターンのスイッチが入ったことがわかった。

おそらくFOXP2は、ある種の主制御装置として働き、あるパターンの遺伝子を活性化させ、最終的にヒトの脳を会話のために配線する一方で、チンパンジーの脳には異なる形の接続をつくるのだろう。(遺伝子・DNAのすべて より)