情熱は創造力の源です。情熱がなければ、素晴らしいアイデアも日の目をみることはありません。
ウォルト・ディズニー社CEOのマイケル・アイズナーが、情熱と創造力について語っています。
アスペンの研究所でおこなわれていた研修会に参加しました。
その研修会で最初に発表をおこなったのは、ハーバード医科大学で教鞭をとる夫婦の研究チームでした。
テーマは、「自分の深層心理とつながりを持つということは人にとってどういう意味があるのか」。
感情とのつながりは、人がもっともパワフルで創造的な力を発揮するために欠かせないものだ、というのが彼らの主張でした。
個人の生活でも人間関係でも、こうした深いレベルの感情を否定してしまうと、いわゆる「断絶」が生じてきて、その結果、人々は「自分はいったい何者なのか」という根本的なことを見失ってしまうのです。
最終的には、無力感、不安、自己暗示が生じ、また同時に軽薄、不誠実、直感の否定といった傾向が見られるようになるといいます。
特に衝撃を受けたのは、批判されることを恐れて他人の意見を聞かなくなる最大の原因は、自分の感情を直感的に察知して心を閉ざしてしまうからだ、という指摘でした。
創造力を充分に発揮している人と、創造力を抑えてしまっている人や表面的な創造力しか使っていない人とでは、格段の違いがある、とも説明していました。
言い方を変えれば、心の奥にある感情を探求することは、とても実践的で創造的で価値あることだということです。
芸術家がもっとも創造力あふれる最高の作品を作り出すのは、リスクを恐れず、批判や気恥ずかしさや失敗にも負けないという気持ちを持っているときなのです。
リスクに立ち向かっていくことは最大の挑戦です。
⭐️ 批判されることを恐れていては、創造力は発揮できない。