
情熱を見失ったことを示す確かなサインは、うんざりして嫌気がさしているような心理状態、いわゆる「燃え尽き症候群」です。
そうなるとまわりには不穏な空気が漂います。
あなたもこんな台詞を耳にしたことがあるかもしれません。
「仕事のせいで…上司のせいで…会社のせいで燃え尽きてしまった。もう何もかもイヤになった」。
こんな言い訳を鵜呑みにしてはいけません。本人以外の何者もその人を燃え尽きさせてしまうことなどできないのですから。
あなたの知り合いで、成功して幸せを味わっている人を思い浮かべてみてほしいです。
具体的にその姿を心に描いてみましょう。
思い描いた人たちはおそらく、つねに目標に向かって前進を続け、決して疲れてうんざりすることなどないように見えるでしょう。
狂気の沙汰というほどの猛烈な仕事ぶりの人もいるかもしれないが、仕事そのものを生きがいにしているように思える。
日々の激務が、ある意味で心理的な原動力になっていて、決して消耗してしまうことはありません。
この人たちはなぜ燃え尽きないのか。自分の好きなことをやっているからです。
たとえ大変な仕事で、体力を消耗させ、目が回るような忙しさであっても、彼らは仕事を愛している。 そして、その仕事への愛情が支えになっているのです。
自分の人生が仕事に支配されていると感じると、人はそこから逃げ出したくなるものです。
現実からの逃避。今の仕事以外なら何でもいいからとにかく何か違うことをしたいと思います。
情熱をもって仕事をしていれば、どんなに長時間の過酷な労働も苦にならないだけではなく根本的な違いが生じますー仕事に支配されるのではなく、あなたが仕事を支配する状況を生んでいます。
仕事の原動力になる情熱は、その人の内側からわいてくるものであって、上司や仕事そのものから生まれてくるものではありません。
あなたが自分の仕事を支配していれば、圧迫感を感じることはありません。
⭐️ どんなに忙しくて大変な仕事でも、ワクワクする気持ちが支えになる。