自分の情熱を見極められるほど大人になっていないうちに、キャリアの道を決めたことが、情熱を見失う原因の一つになっていることがあります。
考えてもみてほしい。どの大学に行こうか、何を専攻しようか、卒業したらどんな仕事に就こうかーそういうことを決めたとき、何歳だったでしょう。
こうした自己探求の時期には、心も非常に不安定だったという人がほとんどで自分の情熱をわかっていなかった人が多い。
さらに悪いことに、学位や履歴書に並んだ仕事によってキャリアが固まっていくほど、成長した自分には適していない仕事に深くのめり込んでいくことになります。
年を追うごとに、すべてを清算して一からやり直すことがますます難しくなっていく。
いいかげんな選択からスタートしたキャリアが、その後はそれなりの経過をたどり、あまり満足とはいえない状況に行き着くのです。
先日「ニューヨーク・タイムズ」に載っていた記事によると、将来のキャリアに適した学校に入学できるように準備をするためには、子どもが11歳になったら自分の進路を選択させなければならない、という。
だがよい知らせもあります。キャリアの道は、あなたが思っているほど決まってしまっているわけではなく、毎日気づかないうちに大きな変化が起きているのです。
まず最初にしなければならないのは、自分の情熱をもう一度見つけ出すこと。それができれば歩むべき道が見えてくるでしょう。
これまで世間で言われてきたことに反するかもしれませんが、キャリアの進路変更のために新たな勉強も学位も必要でないことが多いです。
⭐️ 今からでも遅くない。もう一度歩むべき道を見つけ出す。