夢を描く未来日記を過去形で書く

具体的な成功イメージが湧く

目次

夢がかなったその日の様子をリアルに書く

目標を決めるとき、義務感や数字でガチガチに自分を縛るとそれだけで達成を難しく感じてしまいます。

できるだけワクワクするような未来、それもリアルな像を結ぶものがあればやる気も起こります。

ではどうしたら具体的なイメージを思い描くことができるでしょうか。

それは未来日記を書くことです。 それも、目標を達成した日の日記です。

ポイントは文章を過去形で書くこと。

より具体的に、達成した場所、日時、どんな人がそれを喜んでくれたのかなど、まるで、その瞬間が訪れたかのように、心理面や感情面までも描きます

それによって脳は、本当にあったこととして認識します。特に感情を伴ったイメージは、脳の奥深くまで侵入していくのです。

重要なのは、そこにイラストや写真などを添えること。

脳は言語よりもビジュアルのほうをはるかに強く記憶します。

この日記を日々眺めていると、目標達成は当然という気分になり、不思議なことにそれらが現実と化していくのです。

よい言葉を脳に入力する

言葉に出して行動することで目標が明確に

脳のサイクルを利用して、プラス思考を強化する

脳に入った情報のアウトプットの仕方によって、プラス思考を強化することができます。

例えば、まずよいことがあった、あるいはよいイメージをする、という「入力」をします。

すると感情の快・不快を判断する扁桃核という脳の部位は「快」を示し、次に「うれしいなあ」という言葉を「アウトプット(出力)」すると、それが脳に再入力され、扁桃核はいよいよ「快」となり、その記憶が「強化」されます。

この「入力→出力→強化」の仕組みを脳のサイクルといいます

これは目標達成のために利用できます。まず入力する情報は好ましいものがよいでしょう。

目標を達成して喜んでいるようなイメージ。

そうすると扁桃核が快を示します。そして「うまくいっている」などのプラスの言葉を発するとそれが再入力され、扁桃核はいよいよ快となり、プラス思考が強化されていき、目標に近づいていきます。

たとえ悪い入力、例えばなんらかのトラブルが発生しても、「これぞグレードアップのチャンスだ」などのプラスの言葉を使うと、脳はそちらを信じ「快」となり、目標達成の邪魔にはなりません。

人のために行動する

周りが「自分」を支えてくれる

誰でもできる奇跡の力を生む方法

目標に向かって頑張っていると、どうしても困難が立ちはだかったり、自分が信じられなくなったり、心が折れそうになることがあるでしょう。

そうしたときは、他人を信じ、人のために行動しましょう。

これこそが誰にでもできる、奇跡の力を生む方法です。

例えば一度も甲子園を経験したことのない野球部が、その出場を目標に掲げたとします。

経験がないためリアルなイメージを持つことは無理な話です。

それでも、「甲子園に出場したら、親はどれだけ喜ぶだろうか」「この町がどれだけ盛り上がるだろうか」などと想像し、その人たちのためにと思えば頑張れるし、あきらめない力も生まれます

そうした姿は、やがて周りの人からも認められ、応援してくれたり、逆に今度は自分のために行動してくれたりと、目標達成の助けにもなります。

仮に自分を成功させるため、という本意があってもよいでしょう。

こうしてお互い、ウィンウィンの関係が生まれると、さらに明るい未来が開けてくるわけです。

できるだけたくさんの人を喜ばせる

自分の環境がよりよくなる

人生の幸福指数は喜んでくれる人の数で決まる

成功の大きさは、どれだけ人を喜ばせることができたかで決まります。

これから喜ばせたい人の数はそのまま、あなたを大切に思ってくれている人の数です。

この数が人生の幸福指数となります。

人間は社会的動物です。自分以外の人との出会いによってしか成長しません。

また、誰か他人と一緒にいなければ真の幸せを感じることはできません。

そして人とは実におもしろいことに、他人を喜ばせると自分もうれしくなってしまうという生き物なのです。

自分が裕福になったことで誰かが喜んでくれて、その姿を見て自分もうれしい気持ちになっている。

これは最も幸福な成功パターンであり、サイクルです。なぜなら、これは見返りや感謝を求めずに、ただ自分以外の人間の喜びを追求しているからです。

そうした場面をイメージするだけで、今自分が置かれている環境さえも変化します。

この環境を手に入れれば、人間関係が良好なうちに、成功への道をたどることができるわけです。

笑顔にしたい人を思い浮かべる

他人を守ろうとすると馬鹿力が出せる

他人の喜び=自分の喜び、それこそが潜在能力を引き出す鍵

人間は、自分だけのためにはなかなか力を出せませんが、誰かのためとなると、大きな力を発揮してしまう不思議な動物です。

これは人間に限ったことではありません。脳の中に大脳辺縁系といわれるものを持っている動物に共通した特徴です。

自然界で、子供を守るために自分の何倍もの大きさの天敵に立ち向かう親。

まさに誰かのために自分を超えた力を出している瞬間です。

「あの人のためなら頑張れる」という心の支えは、人のやる気を燃え上がらせ、潜在能力を限りなく引き出すことができます

これは成功者が必ず持っている心根です。

お金を儲けることが自分を喜ばせるだけであれば、それに対する努力はだんだんと苦痛になっていくでしょう。

しかし、そうすることで、家族や会社の人たち、愛する人たちが笑顔になっていくのであればいくらでも頑張れ、喜ばせる相手を特定すればさらに力が出るでしょう。

あなたにとって喜ばせたい人は誰なのか、すぐに思い浮かべてください。

寝る前の10分間は最高の自分をイメージ

プラスのイメージが現実のものとなる

寝ている間に成功を呼び寄せる

脳には、1日の最後に思ったことを強く記憶するという特徴があります。

特に寝る10分前の感情を強く記憶し、睡眠中に何度もその感情を再生します。

ですから、もしその日はマイナスの出来事ばかりで、それを寝るまで引きずっていたら、寝ている間中マイナスのイメージトレーニングを行うはめになってしまいます。

たとえその日がプラスの出来事ばかりであっても、寝る直前に何かしら不安な感情にとらわれたまま寝てしまったら、せっかくのプラスの出来事はパアになり、これまたマイナストレーニングに…。

それほどまでに大切な就寝前の10分は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれます。

この時間に、自分が裕福で幸せな生活を送っている場面をイメージする。

そうすると就寝中、何度も再生され、「プラスイメージトレーニング」を自動的に行うことができ、やがては現実のものとなっていきます。

もしその日、嫌なことばかりがあった場合は、その出来事を脳の中で書き換えてしまいましょう。

無理にでも最高の自分をイメージするのです。

するとマイナスのイメージはプラスに転じていきます。

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