セルフ・イメージは「成果」と一致している
セルフ・イメージを上げる「10の約束事」
①「心のつぶやき」まで前向きに
自覚しているかどうかはわかりませんが、人間は四六時中、心の中で自分と会話しています。
あなたは自分に何を語りかけているでしょうか。自分で自分を励ましているのか、それとも自分をけなしてばかりなのか。前向きな言葉をかけているなら、前向きなセルフ・イメージをつくり上げられるし、後ろ向きな言葉をかけているなら自尊心はボロボロになります。
自分で自分を励まし、応援すること。 いい仕事をしたときは、自分で自分をほめる。
怠け心に打ち勝って、決めたことを実行できたときは、それが自分にとってどんなにプラスになるかを認める。
失敗したときは、自分の欠点をあげつらうのではなく、失敗は成長への第一歩であり、次はもっとうまくやろうと、自分に言い聞かせる。
前向きな考え方は、きっとあなた自身のためになります。
②他人と比べない
自分と他人を比較すると、他の人たちがみんな自分のずっと前を歩いているような気がしてやる気を失うか、そうでなければ、自分のほうが優秀だと思って天狗になります。
自分と他人との比較より、自分の成長に集中すること。自分を比較する相手は自分しかいません。今日の自分が、昨日の自分より進歩していることが大切です。
今日できることに焦点を絞り、改善と成長を目指すこと。それを繰り返していけば、数週間前、数ヶ月前、数年前の自分を思い出して、今の自分と比較し、さらに成長したいという気持ちになるでしょう。
③自分の限界(リミッター)を外す
困ったことに、多くの人が自分を信じることに懐疑的です。自分には大きなことを成し遂げる能力がないと思っています。しかし、私たちが直面する最大の障害は、自分で自分に設けている限界です。
ジャック・キャンフィールドは、「絶対に成功を呼ぶ25の法則」という本の中で、このような自己限定的な考え方を打ち破り、活力をもたらす考え方に変えるための四つの提案をしています。
・「自分を制限する考え方」を明確に する。 ・その考え方がどのように自分を制限しているかを明確にする。 ・自分はどうなりたいか、どのように行動したいか、どのように感じたいかを決める。 ・新たなあり方、行動の仕方、感じ方を確認する「方向転換宣言」を書く。
④「他人の価値」を認める
自尊心の低い人は、自分が取るに足りない人間だと感じやすく、自意識過剰になり、自己防衛本能が強く、自分勝手になりやすいです。
もしあなたがそう感じているなら、他人のために尽くし、その人の価値を高めてあげることで、そうした感情を払拭できます。たとえ小さなことでも、他人の人生にプラスの影響を及ぼせると自尊心は高まります。
⑤困難でも「正しいこと」をする
自尊心を持つには、正しいと思うことをするのが最善の方法です。
人格の形成につながる正しい行動を取るたびに、人は強くなっていきます。そしてより困難な課題に立ち向かい、人格を高めていきます。
前向きな姿勢は人生のあらゆる側面に広がっていき、何をするにせよ、自信に満ちあふれ、積極性が増すので、自分らしく振る舞え、そのことが自信につながっていきます。
⑥毎日一つ、「自分で決めたこと」を実行する
とても自分には達成できそうにない目標があるなら、一気に片づけようと思うのではなく、毎日少しずつ取り組んでいくことです。
自尊心が持てるかどうかは、毎日の前向きな習慣や行動、判断にかかっているのだから、日々の行動によって自尊心を着実に高めていき、同時に大きな問題を解決する道を探ることです。
毎日「こう」と決めたことを実行すると、やる気が起きます。たとえささやかなことであっても、正しい方向に向かって一歩ずつ前進することで気持ちが高揚します。
⑦小さな勝利を祝う
いいことが何もないと、やる気がなくなります。小さなことでも自分をほめたたえると、勇気が湧いてきます。 引き続き頑張ろうという気持ちになります。その効果を見くびらないことです。
⑧「明るい未来」を思い描く
自分の価値観に基づいて、そこからどのような人生が開けるかを思い描くことができたら、前進するために行動しようと思うに違いない。
そして、行動の一つひとつが自信につながり、さらに前進を促す原動力になります。
⑨「前向きな言葉」で自分を規定する
⑩自分の人生に責任を持つ
自分なりの人生計画や目標がないと、誰か別の人の人生に取り込まれてしまいます。
自分の人生は変えることができます。 どんな環境で育ったかとは関係なく、あなたはよりよい人生を実現できます。
ただ自分を信じて、歩み出せばいいだけです。そして一歩前進するたびに、前向きに考え、正しい選択をし、少しだけ規則正しく行動すれば、一歩ずつ目標に近づいていきます。
立ち止まらずに前進し続け、そして信じ続けましょう。